工業英検を受けたので感想とか
本日、工業英検を受けてきました。そーとくです。
自己採点した感じ、ほぼ受かったかなといった感じなので、感想とか対策とかを書いていきたいと思います。
目次
工業英検とは?
日本工業英語検定協会
公益社団法人日本工業英語協会
工業英検とは、高専生や理系大学生などを中心に対象とした「科学技術に関する文書を英語で読み書きすることの出来る能力」を評価する資格検定です。
4級〜1級の区分があり、僕が今回受けたのは3級です。
3級の対象とするレベルは
となっています。
受けた動機
工業英語を学んで、海外の論文や技術書を読めるようになりたいから…と、言う理由はゼロではありませんが違います。
なぜ受けたのか?それは単位になるからです。
僕の通っている東京高専を始め、高専や理系の大学では工業英検を単位認定してくれるところが多いです。
興味のある方は調べて見てはいかがでしょうか?
かかった費用
今回の受験にかかった費用は以下の通りです。
- 受験料 4500円
- 参考書(工業英検3級クリア) 1700円
のみです。
僕は学校で受験したので、受験料は多分一般の方より若干安くなってたと思います。
参考書に関してですが、僕は実際にお金をかけないと追い詰められないタイプなので買いましたが、高専や大学ならほとんどの場合、付属の図書館に行けば置いてあると思います。
問題形式(3級の場合)
問題は、全てマークシートです。
大門が7問で内訳は
- 単語和訳 10問
- 単語英訳 10問
- 語彙解釈問題 4問
- 単語補充問題1 4問
- 単語補充問題2 8問
- パラグラフ解釈問題 4問
- 英文並び替え問題 6問
となっています。
最初の2つは、左に元の単語があって、右にその訳の候補が3択あるのでその中から選ぶと言った感じ。
3つめは、英文が4つと単語が10個並んでいて、10個の単語の中からそれぞれの英文に対応する単語を選ぶ。
4つめは、空欄がある英文が4つと単語が10個並んでいて、10個の単語の中から当てはまる単語を選ぶ。
5つめは、8つの英文が並んでいて、それぞれ1部の単語の部分が、括弧書きで4択になっているのでその中から選ぶ。
6つめは、長文があって、それに関する問題が4問。
最後は、英文6つが、それぞれの中身が並び替えられているのでそれを正しく並べ直して、3番目と5番目の単語を書くという問題。
自分の対策法
僕が工業英検を受けると決めたのは、文化祭直前くらいだから10/20とかその辺、試験日が11/11なので22日前です。
受けると決めて直ぐに僕は参考書を1冊注文しました。
- 作者: 中村裕木子,高橋晴雄
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
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ただ、この参考書は基本的な対策や例題は非常にわかりやすいが、過去問などはのっておらず、また単語リストもあまり多くはないので、余裕があるならばこれともう1冊買うなどするといいと思う。
さて、本番22日前に受けると決めたわけだけど、実際に勉強を開始したのはだいたい2週間弱と言ったところです。
その間何をしていた方言うと主に
- 例題を解く
- 単語を覚える
これだけです。
というのも、基本的に工業英検3級のレベルだと文法は大したことは無い…と、いうより正直楽勝です。
なので、やるべき事の殆どは単語の暗記、これに尽きます。
勿論例題や過去問を解いて出題形式へ慣れるのも大事ですが、それさえしっかりやって、単語をある程度しっかり覚えていれば、高校生くらいの英語力で充分に受かるでしょう。
僕は高専のクラスの中でも英語が格段に苦手な方です、それでもこの試験の問題は解けました。
また、この試験は現場で実用的な英語を趣旨としているので、この試験によく出てくる単語というのは実際の現場でも使う可能性が高い単語である。覚えておいて損は無いです。
本番
僕の場合、試験会場は東京高専だったので、通い慣れた学校という点で他の人より緊張しなくて済んだと思う。
試験監督と東京高専の英語科の先生で、知ってる先生だったのでなおさらである。
試験時間は70分与えられたが、見直し含めて40分もあれば余裕だった。
30分以降は途中退出ができるが、先述の通り僕は単位がかかってるので見直しが終わってからも時間ギリギリまで問題の解き直しをしていた。
終わってから解答用紙を回収され、問題用紙は持ち帰って良いと言われ、解散です。
帰ってから試験の自己採点をした所、あってると思うが確実とは言えないというものを覗いても、35問はあってました。
工業英検3級のボーダーラインは6割なので、だいたい46問中28問あってればいい計算です。
なのでほぼ確実に受かったと言えるでしょう。
結果が届くのは来月なので、それまで楽しみにしたい。
感想
最後に受けた感想ですが、僕は正直この試験で工業英語の力が身についたとは思えません。
2週間弱の勉強でやったことと言えば、頻出単語の暗記と、単語がわからない時のために例題を見て「問題の解き方」のパターンを見つけることで、本番ではだいぶこれに助けられました。(単語和訳で、似た言葉が2つあるとそのうちのどちらかが正解であることが多い、等)
なので、もし合格していて資格を取れても、実際にいかせるかはかなり微妙です。
結局のところこれがいかせる人は資格を持ってなくても普段から勉強していていかせるので、自分もそういった人たちを見習おうと思いました。