高専中退系エンジニアの意識高めな奴

高専をやめてwebエンジニアになったそーとくが、日々思ったことや意識の高そうなことを徒然なるままに書く意識の低いブログです。当面の目標は続けることです。

高専生の考える高校演劇の技術

こんばんは、そーとくです。
今回は、せっかく演劇同好会員なので演劇の話でもしようと思います。

演劇って普段見てるものではあるけど、才能がないとできない事で自分には出来ないと思ってる方は多いと思います。
でも実は技術を見に付ければ楽しく演劇できるんです。
今回は素人演劇といえば、な高校演劇(正確には高校生じゃないので違いますが)をやっている立場からお話したいと思います。
今回は特に、「じる」「術」として見た時の演技について語りたいと思います。
あくまでも素人レベルの話ですのでそれ以上を目指す方には関係の無い話になります。

基本は以前高専カンファで話した内容を文章に起こした感じです。スライドもあるのでそちらも見てみてください。

参加した時のブログ
高専カンファレンス in Tokyo2018に参加した - 意識低い系高専生の意識高めな奴

スライド
[http://www..com/
27536_演じる技術=演技.pptx - Google ドライブ]

目次

演技とは?

皆さん、演技と聞いてぱっと何を思い浮かべますか?
映画?舞台?歌舞伎?

全て正解です。
しかし今回は、あくまでも技術を語るので正確な定義として

演技(えんぎ)とは、それを見る者がいる前提において、身体による技術を見せ、何かを表現する行為。

具体的には、演劇・映画・テレビドラマなどにおいて、俳優が役を演じて見せることを演技と呼ぶ。舞踊・歌唱・体操などにおいても、その表現を演技と呼ぶことがある。また、日常生活においても、本心を隠して自分を偽ることなども演技と呼ばれることがある。

(Wikipediaより)

との事で、特に今回は高校演劇の話なので、特定のキャラクターになり切って演じてみせることについての話とさせていただきます。

演技は技術…ではない?

さて、演じる技術としての演技と言いはしたものの、演技って技術なのでしょうか?
演劇に限らず芸術分野には、技術だけでなく圧倒的な才能とか表現したい物が大切なのでは?

確かにその通りだと思います。
試しに演技ではなく歌で考えてみましょう。

皆さんは歌が上手いと言った時にどんな人をイメージしますか?

声量がある?音程が取れる?ビブラートが綺麗?

確かにそれもあるかもしれません。でも、そういったいわばカラオケで点を取れる歌だけでは、本当に歌が上手いとは言いませんよね。

尾崎豊、Gotch、尾崎世界観…プロの世界で歌を歌ってる人達は、テクニックだけじゃなく表現したい熱い何かを感じるような気がします。

こういった何かがなくては本当の意味で上手いとは言えないでしょう。

でも、それなら歌や演技に技術は不要なのでしょうか?

そうではありません。

表現の手段としての技術

表現したい感情や熱い想い、それだけでは演技は成り立ちません。

それらを表現する手法として演じる「技術」が必要となる訳です。

技術とは、必要があってその後で身につけるものです。
つまり、表現したい物(必要)があってその後で演じる「技術」を身に付けることで始めて演技と言えると考えます。

具体的な技術

では具体的にはどんな種類の技術で表現を行うのでしょうか?
まず、演技には主に以下の3つの要素があります。

  1. 表情

声に関してですが、声とはこの中で最も感情を伝えやすい部分だと考えます。
激昴すれば声を荒らげ、驚きで叫び、悲しみで嗚咽混じりの声で喋る。

そもそも演劇とは基本的に台詞ありきですから声が大切というのは当然とも言えます。

この声での表現をするために大切な技術は

  1. ハッキリとした発音
  2. 伝わりやすい声量
  3. 感情の篭もった声

です。

表現に関しては、特に言うまでもなく「目は口ほどに物を言う」の言葉の通り表情だけでも多種多様な感情が表現されます。
表情筋を自由に操れる技術が必要です。(僕も欲しいです…)

体に関してですが、派手なアクションは観客の目を引き付けます。
そして、声や表情と同様に体の動きでも様々な感情が表現できます。(地団駄をふむ=怒り 頭を抱える=苦悩 等…)
客席から見て不自然でなく、かつ大胆な動作をする技術が必要です。

現実生活と演劇

ここまで見てきましたが、そもそも演劇に必要とされているものはなんでしょうか?

演劇には様々なジャンルがあります。
ファンタジー、ミステリー、サスペンス、SF、コメディ、etc...

これら全てに共通して言えるのは現実ではないということです。つまり非日常こそが演劇に求められるものなのです。

例えば交差点で赤信号を見たとします。

普通の人ならば当たり前に停止するでしょう。それが常識ですし、自身の安全の為にも大切なことです。
しかし、これは舞台上では間違いなのです。

舞台上では極端な話、赤信号は渡らねばなりません。なぜならそこが日常ではないからです。

非日常である事に面白さを追求する姿勢こそが、演劇をやる上で大切なことです。

演技の魅力

ここまで話してきましたが、様々な技術を用意してまで何故我々は演技をやりたがるのでしょうか。
演技の魅力とは?

まずら日常生活で役に立つこととして、緊張しにくくなったり、発表がハキハキとできるようになったりがあります。

しかしこれだけが演劇をやる理由ではありません。
演劇をやる理由、それは

楽しい

これに限ります。
これは演劇を経験したことのある人にしかわからないのですが、自分が役になり切って演技をすることは非常に面白いです。
いつもと違う視点を楽しめますし、観客に楽しかったと言って貰えた時は嬉しさも半端じゃありません。

結局、ここが1番重要なところなのではないでしょうか?

まとめ

皆さん、いかがだったでしょうか?
演劇というものに少しでも興味を持ってくれたら幸いです。

もし興味を持ったという方がいれば日本全国で色々なワークショップが開かれているので、ぜひ時間のある時にでも演劇の楽しさを体験しに行ってみてください。

日本全国のワークショップ情報 | 演劇365ドットコム